冬晴れの湯の湖畔。朝もやのなか、水鳥が悠々と泳いでいた。朝もやが立ち込める中、まるで温泉に浸かっているようにも見えた。湖面に積もった白い雪が目に眩しい。氷の裂け目からは背景の雪を抱いた山々の姿が映りこんでいた。風もなく穏やかで、日差しの温もりも優しい。いつまでもここにこうして佇んでいたい気持ちになった。この平和なひと時、果たしていつまで続くのか。